赤痢經口免疫ニ關スル研究 (第II報)
1935 年 29 巻 3 号 p. 259-272
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1935 年 29 巻 3 号 p. 259-272
余ハ, 曩ニ昭和8年夏期徳島縣下ニ於ケル, 赤痢流行地域ノ住民, 10.000餘人ニ赤痢内服わくちんノ應用ヲ試ミタリ.更ニ昭和9年夏期赤痢流行期ニ於テ, 流行地域ノ住民40.000餘人ニ應用シ, “Orale Vaccination”ノ效果ヲ判定スルコトヲ得タリ.
尚赤痢内服わくちん服用者ノ血液ニ就キ, 特殊抗體産生ノ程度ニ關シテハ, 曩ニ服用後1ケ月經過者ノ血液ニ就テ, 免疫成立ノ状態ヲ調査報告シタルガ, 更ニ服用後5ケ月及1ケ年經過者ノ血液ヲ採取シ, 特殊抗體ノ消長ヲ觀察シタリ.
