日本細菌学雑誌
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野兎病患者における免疫グロブリンの産生経過
大原 甞一郎佐藤 佶本間 守男
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1984 年 39 巻 2 号 p. 103-106

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抄録
感染月日の明らかな患者68例から感染後の時期を違えて採血した血清98件について,2-メルカプトエタノール(2-ME)処理を行い,2-ME感受性および耐性凝集素の出現経過をしらべた。
患者血清中には罹患後11日目から抗体が検出されるが,これは2-ME感受性抗体(IgM)で,2-ME耐性抗体(IgG)は罹患後19日目に出現し,4週以後には2-ME処理前と処理後の抗体価は同じ値を示すようになる。この抗体レベルは約2ヵ月間持続し,その後次第に低下するが4∼5ヵ月後でもなお1:40-1:80のレベルを維持していた。
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