日本細菌学雑誌
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実験的敗血症における各種グラム陰性桿菌の菌力の解析-各菌種のsuperoxide dismutaseおよびcatalase活性と好中球の貪食殺菌との相関-
宮崎 修一辻 明良石井 哲夫北矢 進金子 康子五島 瑳智子
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1986 年 41 巻 2 号 p. 535-539

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抄録
グラム陰性桿菌10菌種それぞれ5株のsuperoxide dismutase (SOD)およびcatalase活性とマウスに対する菌力の関係を検討した。
P. aeruginosa 5株のSOD活性は20units/mg protein以上で,他菌種より高い値を示した。P. aeruginosa E7, E. coli No.94, K. pneumoniae 3K25はマウスに対する菌力の強い株で,これらの株のSOD活性は56.2∼58.6units/mg proteinと非常に高く,菌力との間に強い相関性が認められた。
catalase活性の高い菌種としては,P. aeruginosaP. stuzeriがあり,特にP. aeruginosa E7, A14の活性はそれぞれ179, 357units/mg proteinであつた。catalaseと菌力との関係は,E. coliが相関性が高く,この菌種はSOD活性よりcatalase活性との間に相関性が認められた。
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