抄録
1)青刈大豆の一品種茶百石をもちいて,人為四倍体を新たに育生し,これと二倍体との間に形質の相違を比較した。2)二倍体茶千石の染色体数は2n=40で,その同質四倍体は2n=80である。また二倍体においてはdisomaticの細胞がしばしば見られた(Fig.1a.1b.2)。3)四倍体は二倍体に比して,気孔の大きさ,葉面における毛茸の長さ,花粉粒の大きさ,複葉面積の広さ,種子の大きさ及び種子の重量の諸〓で、いずれも形質の増大を来し(Figs.3.4.5.6.,Tables 1.2.3.4.5),生育期間も長くなる(Table 5)。又根部の伸張や根瘤組織の発達も四倍体において著しい(FIg.7,Table6)。