育種学雑誌
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オオムギ高等電点α-アミラーゼ多重遺伝子族の制限酵素断片長多型による解析
桐渕 千雅子武田 元吉高野 哲夫
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1989 年 39 巻 3 号 p. 383-387

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抄録
9品種について,オオムギ高等電点α-アミラーゼ遺伝子のコード領域をプローブとしてオオムギゲノムの制限酵素断片長多型(RFLPs)を調べた結果,多重遺伝子からなるオオムギ高等電点α-アミラーゼ構造遺伝子群には3つの型があることが明らかになった.(Fig.2,Table1).1品種を除いて,RFLPの型と等電点電気泳動法で示されるα-アミラーゼアイソザイムのバンドパターンの型との間には対応関係が見られた.一方,'交雑後代において,組換え型と考えられた新しいアイソザイムパターンを示す系統では,予想されるRFLPの型と実際にあらわれたRFLPの型とが違っていた(Fig.1,Table1).この結果からα-アミラーゼアイソザイムのバンドパターンは,構造遺伝子によって一義的に決定されるものではなく,構造遺'伝子群とこれと連鎖関係にある調節遺伝子との働き合いによって決定されるものと推察された.
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