日本急性血液浄化学会雑誌
Online ISSN : 2434-219X
Print ISSN : 2185-1085
技術・工夫
個人用透析システムにおけるRO水循環ユニットの有用性
北原 良明岸野 留美子恒川 将大趙 承宗加藤 ゆり秦 慧児玉木 良宙中野 薫首藤 隆太樽井 滋郎宇津木 哲水越 俊博春日 弘毅
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2019 年 10 巻 2 号 p. 143-147

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抄録

個人用透析システムにおけるエンドトキシン(ET活性値)と生菌数の低減のため,RO水循環ユニットを開発し,集中治療室に準拠した設備環境を備えた4人床の重症部屋(機能的ICU)に導入した。本システムは,主にROタンクと循環ポンプで構成された装置であり,個人用RO装置からのRO水の給水を受け,ループ配管へRO水を供給する。今回,本システムのRO水循環ラインにおいてET活性値と生菌数の測定を行い検討した。検体の採取を,本システムの給水ライン,供給ライン,ROタンク内で行い,ET活性値は<0.0001EU/mL(測定感度未満),生菌数は0〜0.03CFU/mLを維持することができた。本システムの使用により,良質なRO水を維持でき,安定供給が可能となるため,個人用透析システムにおいて有用であると考える。

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© 2019, 特定非営利活動法人 日本急性血液浄化学会
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