東京大学大学院医学系研究科精神医学
東京大学医学部附属病院小児科
2011 年 22 巻 4 号 p. 253-256
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注意欠如・多動性障害(ADHD)は,発達の水準に不相応な不注意・多動・衝動性という3 つの行動的特長を呈する障害である。従来,その病態においては実行機能の障害が示唆されていたが,近年は主に衝動性との関連から報酬系回路の障害も指摘されている。本稿では,ADHD患者において報酬系回路の活動性を検討することの意義について述べ,同分野における最近の脳機能画像研究をまとめると共に,今後の研究の発展性について検討を行う。
脳と精神の医学
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