臨床化学
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ラテックス凝集比濁法による血清Lp (a) 測定法の検討
高橋 修堀内 賢治久保野 勝男塚田 裕
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1993 年 22 巻 4 号 p. 273-278

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抄録
ラテックス凝集比濁法 (LIA) によるリポタンパク (a) [Lp (a)] を汎用の自動分析装置を用いて測定した。測定感度は, 6.4mg/lと酵素免疫測定法 (ELISA) と同等であった。再現性では, 測定内変動は, CV3.5%以下, 測定間変動はCV6.0%以下であった。測定範囲も10-1000mg/lまで比較的広範囲の測定が可能であった。妨害物質やプラスミノーゲンなどの影響も認められなかった。Lp (a) の参考正常値は平均値±標準偏差 (x±SD) は, 126.9±113.0mg/l (n=187) であった。
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© 日本臨床化学会
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