臨床化学
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液体クロマトグラフィー/マススペクトロメトリーによる低分子生理活性分子の測定
後藤 順一村尾 尚昭池川 繁男
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1997 年 26 巻 4 号 p. 215-220

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抄録
今日, バイオメディカル領域において質量分析法 (MS) の果たす役割は極めて大きいものがあり, ガスクロマトグラフィー (GC) や液体クロマトグラフィー (LC) と結合させたいわゆるハイファネーテッドMSが広く利用されている。とりわけLC/MSは, 難揮発性, 水溶性分子の測定に威力を発揮し, 蛋白質などの高分子から低分子のステロイドホルモン, 薬物などの構造解析, 定性, 定量に幅広く適用されている。本稿では前号の中西らによる蛋白の測定に続いて, 低分子生理活性物質として抱合型胆汁酸を取りあげ, 本研究室のデータを中心に紹介する。
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© 日本臨床化学会
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