抄録
胆汁結石の成因との関連が示唆されているヒト胆汁中γ-カルボキシグルタミン酸 (Gla) の測定法を設定した。胆汁中のペプチド結合型Glaは11mol/l水酸化カリウム液を加えて110℃, 20時間の加熱で遊離型Glaに転換し, o-フタルアルデヒドで蛍光化したのち, カラムスイッチングを用いる蛍光検出 (Ex345nm, Em445nm) HPLC法により測定した。検量線は76~7600pmol/ml の範囲で直線性を示し, 検出限界は4pmol/ml (標準溶液) であった。平均回収率は98% (n=5) であり, 測定精度 (CV) は1.9~4.0% (n=4) であった。