抄録
血清コリンエステラーゼ (CHE) の非可逆的阻害剤で知られるtetraisopropyl pyrophosphoramide (T-PA) を用い、日本臨床化学会勧告法試案および他の代表的な測定法についてCHE活性阻害後の残存活性の有無を検証した。その結果、試案などヨウ化2, 3-ジメトキシベンゾイルチオコリン (DMBT) を基質とする方法、欧州臨床検査標準化協議会 (ECCLS) 勧告法に残存活性が認められた。また残存活性は、ヒト血清アルブミン (HSA) 濃度に比例することが明らかとなった。