土木学会論文集
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和文論文
多段階ワイブル劣化ハザードモデル
青木 一也山本 浩司津田 尚胤小林 潔司
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2005 年 2005 巻 798 号 p. 798_125-798_136

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抄録
本研究では, 土木施設の劣化状態を複数の離散的な健全度指標で表現するとともに, 劣化の進展速度が初期時刻からの経過年数に依存するような時間依存的劣化予測モデルを提案する. 具体的には, 健全度間の推移確率をワイブルハザードモデルで表現する. その上で, 複数健全度に跨る継続的な劣化プロセスを, ワイブルハザード関数の合成により表現した多段階ワイブル劣化ハザードモデルを提案する. さらに, 目視点検により獲得できるデータを用いて, 多段階ワイブルハザード関数を推計する方法論を提案する. さらに, 本研究で提案した多段階ワイブルハザードモデルを, 現実の道路付帯施設の劣化データベースに基づいて推計し, 劣化予測モデルの再現精度を実証的に検討する.
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© 2005 公益社団法人 土木学会
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