土木学会論文集
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和文論文
水平2方向地震力の同時作用がRC単柱式橋脚の耐震性に及ぼす影響
荻本 英典川島 一彦渡邊 学歩永田 聖二
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2005 年 2005 巻 801 号 p. 801_33-801_50

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抄録
本論文は, 水平2方向地震力を同時に受けるRC単柱式橋脚の耐震性をハイブリッド載荷実験に基づいて検討した結果を示すものである. 入力地震動としては, JMA神戸記録およびSylmar Parking Lot記録を用いて, 1方向および2方向加振した場合の実験を行った. その結果, 2方向加振した場合には, 1方向加振した場合に比較して損傷が著しく最大耐力が小さくなること, また, 残留変位は入力地震動によって異なることを明らかにした. さらに, ファイバー要素解析を行い, 解析結果は実験による応答変位および水平力~水平変位履歴を全体的によく再現しているが, 残留変位に関する推定精度については十分ではないことを明らかにした.
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© 2005 公益社団法人 土木学会
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