土木学会論文集
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最大流量推算式の検討
山口 伊佐夫
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1956 年 1956 巻 36 号 p. 24-29

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抄録

防砂ダムの放水路算定のための最大流量推算式についてそのうち最も多く使われている流域面積に最大時雨量を乗じそれを秒単位の流量に換算して流出係数を乗ずる方法の検討を行つた。まづこの数式の有する性格について考察を加え特に流域面積に乗ずる雨量の値として最大時雨量採用の可否の問題を検討した。その結果最大時雨量の採用は流域面積の形状及び降雨強度の変化状態の総べての場合に可能ではなく, かつ最大平均雨量強度を求める時間区分は流域面積の形状を表現する各種因子と降雨継続時間によつて決定されるとの結論に達した。

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