土木学会論文集
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プレストレスト コンクリート道路橋 (大阪府金剛大橋) の設計, 施工およびこれに関連して行つた実験研究の報告
田原 保二猪股 俊司南 俊次宇野田 修
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1959 年 1959 巻 60 号 p. b1-b44

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抄録

わが国のプレストレスト コンクリート橋梁は1954年以降急速に発展し, 1955年に至り支間40mの上松川橋の出現を見るに至つたが, 更に1956年末に至り大阪府金剛大橋においてわが国最初のプレストレスト コンクリート箱桁の施工に成功した。本論文は大阪府土木部によつて企画し実施されたこの箱桁の設計, 施工並びにこれに伴つて行われた一連の試験および実験に関するものである。本橋は径間30.40m, 桁高1.10mでその比は1:27.6であり, 径間に比し桁高を特に小さく制限される場合の一解法として特に価値あるものと考えられる。

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