土木学会論文集
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不完全合成T型桁橋の曲げ理論とその応用
山本 稔
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1961 年 1961 巻 72Appendix3 号 p. 1-24

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抄録

単純支持の不完全合成T型桁橋および単独の不完全合成T型桁の曲げ理論が取り扱われている。これれら理論の構成に当たっては, 種々の仮定や, 簡略化が行なわれたので, その精度を調べるため, 不完全合成T型桁の曲げ理論においては, 既報の実験結果ならびに理論と比較してその精度が論じられた。一方不完全合成T型桁橋の曲げ理論の精度は, 理論の構成が不完全合成T型桁のそれと同様に取り扱われているから, その理論の精度によって類推された。このようにして実験と理論の両面からこれら理論の妥当性が確かめられたので, さらに進んで普通一般に実用されているような不完全合成T型桁橋を対象として数値計算し, その弾性的挙動と接合面のズレとの関係を求めると同時に, 鉄筋コンクリートスラブの有効巾についても調べ, かつこれを現行の規定と比較するなど種々の考察を行なった。

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