1964 年 1964 巻 108 号 p. 1-6
両端単純支持の斜格子斜桁橋を, 相対する2辺で単純に支持され, 他の2辺で自由な斜交異方性平行四辺形板とみなし, 著者の提案した斜交座標階差法を用いて, 電子計算機によって数多くの数値計算を行ない, 主桁方向の曲げモーメントの影響係数を求めた。この結果を利用して, 斜格子斜桁橋に鋼道路橋設計示方書に示す荷重が載荷される場合, 主桁の曲げモーメントが, stiffness parameter, torsional parameter, および, skew parameter によって, いかに低減されるかを, 図表, および, 簡単な計算式を用いて求める方法を提案した。