土木学会論文集
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1964 巻, 108 号
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  • 藤尾 武明, 成岡 昌夫
    1964 年 1964 巻 108 号 p. 1-6
    発行日: 1964/08/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    両端単純支持の斜格子斜桁橋を, 相対する2辺で単純に支持され, 他の2辺で自由な斜交異方性平行四辺形板とみなし, 著者の提案した斜交座標階差法を用いて, 電子計算機によって数多くの数値計算を行ない, 主桁方向の曲げモーメントの影響係数を求めた。この結果を利用して, 斜格子斜桁橋に鋼道路橋設計示方書に示す荷重が載荷される場合, 主桁の曲げモーメントが, stiffness parameter, torsional parameter, および, skew parameter によって, いかに低減されるかを, 図表, および, 簡単な計算式を用いて求める方法を提案した。
  • 倉西 茂
    1964 年 1964 巻 108 号 p. 7-12
    発行日: 1964/08/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    円弧状に曲った薄肉断面のはりの変形, 応力などの解析法を示したものである。薄肉断面の直ばりの解析手法にしたがい, はりの幅の影響を入れて断面諸定数などを求めている。はりの軸に沿った母線の間に働く直応力度の影響は入れられていないが, 直ばり場合と同程度の仮定のもとに本解析は行なわれている。
    また本方法による曲線橋の解析方法が示されている。
  • 大原 資生
    1964 年 1964 巻 108 号 p. 13-19
    発行日: 1964/08/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    地震時に, 岸壁裏込めの間げき水が動水圧を発生するか, どうかという事柄は耐震工学上非常に重要なことはもちろんであるが, 土質工学のうえからも興味のあることである。
    この間げき水による動水圧 (以後, 動間げき水圧と呼ぶ) の測定は通常の動水圧の測定以上にむずかしい点をふくんでおり, このために, この動間げき水圧の存在については種々異論が持たれている。
    著者は, この原因はこの実験結果に対する見解の相違にあり, その実験結果を整理する場合に土圧計の特性を考慮しているか, いないかということにもあるように思う。ここでいう特性とはっぎのようなことである。すなわち, 受圧面変位型の通常用いられている土圧計で飽和砂の圧力を測定する場合を考える。この場合には通常, 受圧面には土圧と間げき水圧とが作用している。いま, 間げき水圧が増加すると, そのために受圧面の変位が生ずる。この変位は微少ではあるが, このために受圧面は土より逃げることとなるので, それに作用している土圧は減少する.結局, この土圧の減少と水圧増加とが互いに打ち消し合って, この場合の土圧計の測定値は真の水-測定値の関係とかけはなれたものとなる。
    また, 間げき水圧が減少する場合は受圧面の変位は減少し, このため, 受圧面は土を押すこととなるので, それに作用している土圧は増加することとなり, この場合も土圧の増加と水圧の減少とが互いに打ち消し合うこととなる。極言すれば, 土圧計の受圧面に水圧と土圧とが一緒になって作用している場合に得られる測定値はその水圧が変わるときは土圧も乱されて, なんの圧力を測定しているかわからない無意味な測定値となると考えられる。
    この意味から, われわれは動間げき水圧の測定は土圧計の前面にスクリーンをつけて受圧面には水圧のみが作用できるようにして行なったのである。
    飽和砂の振動圧力の実験では, この土圧計の特性は必ず考慮されなければならないにもかかわらず, ややもすれば忘れられ勝ちであると思う。
    著者は, この考えが正しいか, どうかということを明らかにするために, この特性を実験的にしらべてみた。その結果について述べる。
  • 井上 広胤
    1964 年 1964 巻 108 号 p. 20-23
    発行日: 1964/08/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
  • 秋山 政敬
    1964 年 1964 巻 108 号 p. 24-33
    発行日: 1964/08/20
    公開日: 2010/04/23
    ジャーナル フリー
  • Eiichi Hirano
    1964 年 1964 巻 108 号 p. 35-45
    発行日: 1964/08/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    As a result of recent development of industries in Japan, pollution of ground water by industrial wastes is becoming very serious problem. However, we still have less knowledge about the pollution mechanisms of ground water.
    As one of the fundamental studies, the author discussed the movement of pollutants in ground water through porous media, and then introduced theories to estimate the variation of concentration of pollutants in ground water. Furthermore, the author ascertained the validity of these theories by laboratory experiments using a filter column.
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