土木学会論文集
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コンクリートひびわれ面における応力伝達機構の定性分析
ブシャタム ブシャ前川 宏一
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1992 年 1992 巻 451 号 p. 265-275

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抄録
接触面密度の概念に基づき, コンクリートひびわれ面における応力伝達機構について, 解析と実験による定性分析を行い, 構造物中の変形履歴を再現した経路と, 高強度ゴンクリートについて感度解析を実施した. ひびわれ開口とせん断すべりが混成する場合, 摩擦・破壊・塑性の異方性が接触面近傍で顕在化すること, 高強度コンクリートのひびわれ面形状の平滑化が, 応力伝達特性に大きな影響を及ぼすことが判明した.
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