土木学会論文集
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一軸繰り返し荷重を受ける構造用鋼素材の二曲面モデルに関する補足的研究
沈 赤水野 英二宇佐美 勉
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1993 年 1993 巻 459 号 p. 59-62

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抄録
本論文では、文献1) において著者らが提案した二曲面モデルを多軸応力状態に容易に拡張することができるように累積相当塑性ひずみの一般的な定義を導入した。境界線に対しては、鋼素材の引張極限応力を境界曲面の限界値とし、さらに、境界線の勾配は塑性仕事量により低減すると仮定した。モデルパラメータの決定法について説明し、鋼素材SS400, SM490, SM570に対するパラメータ値を示した。本提案モデルによるこれら鋼素材の予測結果と実験データとを比較し、モデルの有効性を検討した。
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