土木学会論文集
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連続鋼材により拘束されるコンクリートの強度・破壊解析
Paulus IRAWAN前川 宏一
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1993 年 1993 巻 472 号 p. 97-106

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抄録
連続鋼材により横拘束されるコンクリートの軸圧縮挙動を, 弾塑性破壊構成則を用いた3次元有限要素解析により検討した. 円形断面では横補強鋼材は最終的に降伏に至るが, 補強量の大きい正方形断面では, 鋼材の非降伏領域の発生のため, 鋼材量と横拘束力の関係に強い非線形性が現れる. これは, コンクリートの隅角部, 中間部での応力状態の非均一性と, 相当する破壊と塑性の進行性の差異によって説明された.
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© 社団法人 土木学会
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