1994 年 1994 巻 492 号 p. 67-76
明石海峡大橋主塔基礎に代表される, 水中不分離性コンクリートの大規模・急速施工では, コンクリートの流動による合流・打継ぎ状態の把握が重要となる.
本研究では, 水中不分離性コンクリートの長距離流動における構成材料の影響および打設方法の影響を検討し, その結果をふまえた大規模実験を実施して検討の妥当性を確認することができた. その結果, 適切な材料, 配合, 打設方法および打継目の処理により, 水中不分離性コンクリートの大規模・急速施工が可能なことが明らかとなった.