土木学会論文集
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粒状体斜面の崩壊機構とそれに基づく補強方法に関する一考察
松岡 元杉山 要一郎
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1994 年 1994 巻 505 号 p. 141-149

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抄録
2次元粒状体モデルとしての各種アルミ棒積層体に種々の補強を施して, 斜面を傾ける傾斜箱の模型実験を行い, 粒状体斜面の崩壊機構と効果的な補強方法について考察している. その結果, 斜面の表層粒子のころがりが斜面全体の崩壊の「引き金」になり, 最初にすべり線に沿って剛体的にすべるのではないこと, それゆえ表層粒子の動きを抑える補強方法が効果的であることが明らかにされた.
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© 社団法人 土木学会
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