土木学会論文集
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トンネル覆工の限界状態設計に関する研究
峯本 守鬼頭 誠梶原 雄三松岡 茂
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1995 年 1995 巻 523 号 p. 141-149

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抄録

無筋コンクリートのトンネル覆工を対象として, ひび割れ進展に伴う覆工の巨視的な挙動を構築する目的で, 円環供試体による載荷試験と有限要素法によるシミュレーションを行った. トンネル覆工のような円環構造物では, 局部的に部材にひび割れが生じても, 構造物は直ちに破壊に至らないことが確認され, 設計指針に定めているように断面力を部材の断面耐力以下になるようにトンネル覆工を設計すれば安全である.

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