土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
ポリマーセメントモルタルを打継ぎ材に用いた新旧コンクリートの打継ぎ強度特性
森脇 貴志辻 幸和橋本 親典中島 貴弘
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 1996 巻 538 号 p. 15-26

詳細
抄録
従来, 新旧コンクリートの打継ぎ材としては, モルタルや湿潤面用エポキシ樹脂などが用いられてきた. 本研究では, 打継ぎ材としてポリマーセメントモルタルに着目し, 実施工を想定した種々の条件下で作製した鉛直打継目あるいは水平打継目を有するコンクリートの角柱供試体について曲げ強度試験を行い, 打継ぎ材としてのポリマーセメントモルタルの性能について検討するものである. ポリマーセメントモルタルの塗布から新コンクリートを打ち込むまでの時間であるオープンタイム, 塗布厚さ, 旧コンクリートの材齢, 新コンクリートの材齢, 打継ぎ面の処理方法および養生方法等を要因にとり, これらの要因が打継ぎ強度と破断状況に及ぼす影響を実験的に検討している.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top