土木学会論文集
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新しいタイプのレーザー雨滴計の開発とこれを用いた降雨の雨滴粒径分布の観測
山田 正日比野 忠史鈴木 敦蓑島 弥成中津川 誠
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1996 年 1996 巻 539 号 p. 15-30

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抄録

降雨の雨滴粒径分布を高精度に自動観測できる雨滴粒径計測器 (以後レーザー雨滴計とする) を新たに開発した. このレーザー雨滴計は雨滴粒径の観測と雨量強度の観測を同時に行うことが可能であり, かつ安価に作製し得る. 本論文は, このレーザー雨滴計を用いた東京における降雨の雨滴粒径分布の2年半にわたる観測の成果を記したものである. 本研究において観測された雨滴粒径分布から求められるレーダ定数 (B, β) は降雨の成因別に分類でき, 一地点では一雨ごとに固定されたレーダ定数を用いてもレーダ雨量計によって実用上十分な精度で降雨強度を算定できることが明らかにされた.

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