土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
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塩害劣化に関する影響要因の実データに基づく定量評価
堤 知明白井 伸一安田 登松島 学
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1996 年 1996 巻 544 号 p. 33-41

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抄録

塩害劣化を的確に評価するためには, 実構造物の劣化データに基づくことに加え地域的格差および構造物の設置場所等の影響を考慮することが必要である. 本研究は, 地域を東京湾内に限定し, 過去20年以上に渡って蓄積された鉄筋コンクリート構造物の劣化データを整理分析し, 塩害劣化の主要パラメータである表面塩化物イオン量, 拡散係数および鉄筋腐食速度に影響を与える要因について定量的な検討を加えたものである.

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© 社団法人 土木学会
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