土木学会論文集
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トンネル工学における方法論としてのNATMの評価と今後の課題
高崎 英邦
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1996 年 1996 巻 547 号 p. 243-248

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抄録
NATMは標準工法まで発展してきたが, K. Kovari はNATMの概念や工学としての方法論に疑問を呈した. われわれは20年に渡る経験からその合理性と非合理性を合わせ持つ問題点に気付きつつあり, NATMを越えた新しいトンネル工学創出の時期に差し掛かっている. このノートでは, まず科学におけるトンネル工学の発展経緯とNATMの位置づけについて, 主として工学の方法論的側面から考察を加えている. 次いで, 今後のトンネル工学発展のために考慮すべきいくつかの検討課題を提案している.
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