土木学会論文集
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不連続性岩盤斜面の崩壊例に基づく個別要素法の実際への適用
川村 國夫村山 秀幸橋本 文作近藤 久善西川 幸成
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1997 年 1997 巻 568 号 p. 175-185

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抄録

長大な不連続性岩盤斜面の崩壊は, 経済性ばかりでなく社会的にも影響が大きく, その安定は重要な工学的課題となる. 本報告は, 不連続性岩盤斜面の実際の大崩壊例を取上げ, その原因や挙動を底面摩擦模型実験と個別要素法から検証し, 実際の崩壊予知に関する両方法の有効性や適用性について検討した. その結果, 幾つかの興味深い知見が得られ, とくに, 崩壊予知には, 上記両方法の併用が不可欠となることを提案した.

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© 社団法人 土木学会
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