土木学会論文集
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コンクリートの配合設計への余剰ペースト理論の適用に関する基礎的研究
松下 博通近田 孝夫前田 悦孝
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1997 年 1997 巻 578 号 p. 57-70

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抄録
コンクリートの配合設計理論の一つとして提唱されている余剰ペースト理論を具体的にコンクリートの配合設計方法に導入するための基礎的研究として, モルタルの流動性を余剰ペーストの厚みで評価することを試みた. 各種細骨材を用いたいくつかの配合のモルタルのフロー値について解析した結果, 余剰ペーストの厚みδと細骨材粒子径dの比であるδ/dを指標とすることにより, 細骨材形状, 粒度分布, 単位細骨材体積の変化がモルタルのフロー値に及ぼす影響を統一的に評価できることが明らかとなった.
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© 社団法人 土木学会
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