土木学会論文集
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岩盤調査への比抵抗法電気探査の適用における基礎的問題
インバージョンのアルゴリズムと三次元有限要素法について
國井 仁彦大友 譲谷本 親伯
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1997 年 1997 巻 582 号 p. 11-21

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抄録
岩盤の不連続面の分布を把握するうえで比抵抗法電気探査は有用な方法である.
本論文では, 比抵抗法電気探査結果から岩盤内の真の比抵抗の可視化を目ざし, 結果解析のために拡張カルマンフィルタを用いた物性値同定のアルゴリズムを確立した. ついで, これを用いた三次元有限要素法プログラムを開発し, 比抵抗法電気探査を岩盤調査に適用する場合の基礎的問題について検討を行った. その結果, 解析モデルに対してインバージョンを行って同定した, 真の比抵抗分布とモデルがよく一致し, 新たに開発した手法は比抵抗電気探査結果の解析に有効であった.
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© 社団法人 土木学会
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