土木学会論文集
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多重偏波方式のレーダによるコンクリート背面空隙の体積推定
朴 錫均魚本 健人
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1998 年 1998 巻 592 号 p. 13-24

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抄録
3アンテナ素子を有する多重偏波レーダ方式を用いて道路やトンネルライニング背面空隙の体積が推定できる方法を提案し, その可能性について検討した. 空隙の体積を推定するために, 先ず測定結果から空隙の断面形状の復元及び厚さの推定方法を開発し, 多重偏波レーダによりこれらの結果を各方位別に解析し, 全方位に対して加算する手法を用いて体積を推定した. その結果, 非等軸形空隙については空隙の形状のみが識別可能であったが, 等軸形空隙については空隙の体積までも推定できる可能性を確認した.
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© 社団法人 土木学会
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