抄録
歩行者系道路の舗装にコンクリート平板やインターロッキングブロックなど, ブロック系材料が使用される機会が増加している. ブロック系材料の施工に際しては目地幅が示されているのみで, 目地の段差高や目地幅の許容範囲などは示されていない. そこで, インターロッキングブロック舗装の目地を対象に, その段差高と目地幅の分布を調査するとともに, 歩きやすさに関する官能試験を行い, 両者を比較分析した. その結果, 目地部の歩きやすさは段差高の平均値と密接な関係を有しており, この関係を用いて歩きやすさを評価する方法を提案した.