1999 年 1999 巻 633 号 p. 205-215
鋼製組立網に用いられる金網の弾塑性解析手法を構成した. 面内変形を対象に, 金網を力学的に等価な二次元連続体によりモデル化した. 構成式は, 金網を構成するユニットセルの頂点における列線作用力の変位微係数を含むかたちで与えられる. 有限要素解析での剛性方程式の作成において, 列線作用力を応力評価点毎に効率よく求めるため, ニューラルネットワークを導入し, その学習結果に基づき任意変形下での列線作用力の評価を行った. 金網の引張り試験との比較を通し, 本手法の妥当性を確認した.