土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
アクロステクノロジーを用いたヘルスモニタリングシステムの提案
堀 宗朗山下 頼行
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 2000 巻 647 号 p. 47-56

詳細
抄録
精密に制御された微小正弦波の入力と長時間のスタッキングによってS/N比を向上させるアクロステクノロジーを用いた, 構造部材のヘルスモニタリングシステムを提案する. このシステムは送信受信装置のネットワークによる測定と, 計測データから損傷を推定する逆解析からなる. 送信受信装置のプロトタイプを用いたモデル実験と, 逆解析の数値シミュレーションの結果, 部材中の損傷を同定しうることが示された. これは提案されたヘルスモニタリングシステムの実用化の可能性を示唆するものである.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top