土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
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応用要素法
基本理論と線形材料への適用
目黒 公郎タグエルディン ハテム
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2000 年 2000 巻 647 号 p. 31-45

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抄録
著者らは, 構造物の大変形問題や完全に崩壊に至るまでの挙動を, 高い精度でしかも適正な計算時間で解析することを目的に, 新しい構造解析手法 (応用要素法) の開発を進めている. 提案モデルでは, 解析対象媒質や構造物は仮想的に分割された小要素の集合体として考え, 各要素の辺同士は法線方向と接線方向にそれぞれ分布型のばねで結合されている. 本研究では, モデル構築の第一歩として行った線形材料の微小変形領域を対象とした基本理論の構築と定式化について紹介し, さらに提案モデルを用いた解析結果と理論解を比較することでその高い精度を確認した.
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© 社団法人 土木学会
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