土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
かぶり水深の変化が複断面開水路流れの組織渦に及ぼす影響に関する研究
禰津 家久鬼束 幸樹相良 幸輝池谷 和哉
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 2000 巻 649 号 p. 1-15

詳細
抄録
複断面開水路流れには低水路と高水敷との間のシアーによって発生する水平渦と, 乱れの非等方性によって生じる Plandtl の第2種2次流が存在する. 両者のいずれかが卓越するかは高水敷高さDに対する低水路水深Hとの比H/Dによって決定されると思われるが, その詳細は現在の所不明である. 本研究では複断面開水路流れにおいてH/Dを系統的に変化させて, LDAおよびPIVを用いた組織渦構造を含む乱流計測を行った. その結果, H/D<1.5の場合は水平渦が卓越し従来の研究による知見と一致するが, H/D>1.5の場合は境界部付近に水平方向に軸を持つ渦が発生し, 流れを低水路と高水敷に分離させ, それぞれの領域で水平渦が発生することが明らかにされた.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
次の記事
feedback
Top