土木学会論文集
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外航定期コンテナ流動予測モデルの構築とアジア基幹航路への適用
黒田 勝彦竹林 幹雄武藤 雅浩大久保 岳史辻 俊昭
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2000 年 2000 巻 653 号 p. 117-131

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抄録
本稿では海上輸送市場の規制緩和に対応した国際定期コンテナ流動モデルの開発を行った. 本稿では外航定期コンテナ輸送市場において船社, 荷主という2種類の経済主体を想定し, それぞれに対して完全競争市場の成立を仮定し, モデル化を行った. そして, Nash 均衡成立のための均衡条件式を導出し, 均衡解の導出を可能とした. 次に, モデルの実用性を検討するために, 東アジアおよびその基幹航路を対象として数値計算を行った. その結果, アジアの主要港湾の整備が寄港便数に与える影響を把握することができた.
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