土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
応用要素法による構造物の動的大変形解析
タグエルディン ーハテム目黒 公郎
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 2000 巻 661 号 p. 1-10

詳細
抄録
本論文では, 著者らが開発を進めている新しい構造解析手法 (応用要素法) を構造物の動的大変形解析に応用するための理論とそれを用いた解析結果を紹介している. 提案手法を用いると, 弾性挙動からクラックの発生・進展と言った非線形挙動, さらに破壊が進んで要素や要素の集合体が周囲の要素から完全に離れて独立に運動するまでの動的大変形挙動の解析が可能である. 理論解との比較からは, 簡便なモデルも用いているにもかかわらず提案手法の解析精度が非常に高いことが確認された. 更に提案手法は, 事前に破壊の位置や破壊モードを仮定する必要がない点でも優れている.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
次の記事
feedback
Top