土木学会論文集
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桁間衝突現象のモデル化に関する一考察
梶田 幸秀西本 安志石川 信隆香月 智渡邊 英一
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2000 年 2000 巻 661 号 p. 251-264

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抄録
本研究は, 高架橋などの桁間衝突時における運動エネルギーの損失や衝突力に関する基礎的知見を得るためにH型鋼供試体の衝突実験を行い, 供試体に発生する衝突力や衝突前後の運動エネルギーの損失およびゴム緩衝材の緩衝効果について検討したものである. 実験では, 質量52.2 (kg) のH型鋼供試体を2体用い, 相対速度1.0 (m/s)~3.0 (m/s) で互いに衝突させ, 供試体に発生する衝突力をひずみ計測により, また運動エネルギーは供試体の移動変位を時間微分して算定した速度により評価した. さらに実験結果を線形の衝突バネを用いたバネー質点系モデルによる解析結果と比較し, 桁間衝突解析におけるバネー質点系モデルの適用性と問題点について検討している.
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© 社団法人 土木学会
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