土木学会論文集
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高面圧を受ける直方体ゴム製耐震緩衝装置の圧縮特性の推定法に関する研究
潤田 久也川島 一彦庄司 学須藤 千秋
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2000 年 2000 巻 661 号 p. 71-83

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抄録
本文は, 高圧縮力を受ける橋梁用ゴム製緩衝装置の開発を目的として, 緩衝装置の1/2モデルを用いた載荷実験と Mooney-Rivlin 式を用いた大変形有限要素解析より緩衝装置の応力-ひずみ関係の推定法を提案するものである. 緩衝装置としては, 直方体の弾性ゴムの一面に橋梁取り付け用の鋼板を固定し, 他の面は自由とした状態で桁間衝突に伴なう圧縮力を受けるタイプを対象としている. 本解析では, 要素実験に基づいて Mooney-Rivlin 式の係数を定め, ゴム製緩衝装置の応力-ひずみ関係の推定法を提案し, 解析対象とした平面寸法の範囲では実用上十分な精度で適用可能であることが示された.
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