土木学会論文集
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ダム建設における地震観測に基づくレベル2地震動の作成
金居原水力発電所における検討
松本 明男山田 雅行川西 正夫澤田 純男
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2001 年 2001 巻 668 号 p. 259-269

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抄録
レベル2地震動を作成する方法としては, 半経験的方法が最も精度が高いと考えられるが, 当該地点での地震記録が必要である. しかしながら, 実際に調査段階で地震計を設置した例はほとんどみられない. 本報告では, 金居原水力発電所のダムの設計に際して, 各種調査を実施する段階で, 建設地点に地震計を設置し, 得られた観測記録に基づいて, 半経験的方法を用いて, 入力地震動を設定した. これにより, ダム建設地点の岩盤の地震応答特性および対象断層との相対位置による影響が反映された入力地震動を作成することが出来た.
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