土木学会論文集
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大型車両を用いたインターロッキングブロック舗装のクッション砂の耐久性評価
柳沼 宏始吉田 武池田 拓哉
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2001 年 2001 巻 669 号 p. 267-276

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抄録
インターロッキングブロック (以下ILブロック) による車道舗装では, クッション砂と目地砂の品質が舗装路面の供用性を良好に保つために重要である. そこで, 車道舗装に使用するクッション砂と目地砂の耐久性評価と品質規格の確立を目的に, 1997年度より土木研究所にて実車による走行実験を実施した.
走行実験から, 天然砂が最も良好な供用性を示したのに対して樹脂による固定工法では, ブロックの移動による破損や目地砂の消失が顕著に認められた. また, 目地砂の消失を防ぐには, クッション砂と物性の近似している材料が望ましいこともわかった. これらの結果を踏まえて, 車道舗装に用いるクッション砂の品質は, 従来の品質規格に, 新たに突固め試験による細粒化に対する抵抗性を加えることを提案する.
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© 社団法人 土木学会
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