土木学会論文集
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ポスト液状化地盤の体積圧縮特性とボイリング継続時間
大林 淳佐々木 康
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2001 年 2001 巻 680 号 p. 169-182

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抄録

基礎地盤の液状化による直接基礎構造物の変形メカニズムを解明することは, 地震時の構造物の定量的な変形予測や対策手法の開発に不可欠な課題である. 本論文では小型土槽にゆる詰めの単層の砂地盤を作成し, ハンマーによる一回打撃によって液状化を発生させ, 地盤の体積ひずみ量や地盤内の間隙水圧挙動について調べた. その結果から, ポスト液状化地盤の状態変化に着目して考察し, それを考慮した液状化後の過剰間隙水圧の消散過程を一次元圧密方程式を用いて近似的に表現できる事を示した. さらに, 液状化後の流動的挙動を呈する状態を, 土粒子が懸濁状態にあるボイリング領域と考え, 土粒子の沈降過程からボイリング領域の時間変化を定量的に予測する手法について提案した.

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