土木学会論文集
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鉄筋コンクリート部材の損傷状況を考慮した変形性能算定手法
渡邉 忠朋谷村 幸裕瀧口 将志佐藤 勉
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2001 年 2001 巻 683 号 p. 31-45

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抄録

兵庫県南部地震による鉄筋コンクリート構造物の被災を契機として, 種々の機関で耐震設計法の見直しがなされ, 現在も変形性能の算定手法等の精度向上に対する研究がなされている. 一方, 構造物の設計手法として要求される性能を明確に定義し, その性能の満足度を照査するいわゆる性能照査型設計体系への移行も加検討されつつある.
本研究は, そのような現状を踏まえ性能照査型設計体系への移行へ向けて構造物の復旧性を照査する場合に必要となる部材の損傷状況と修復の為に必要となる補修工法を関連付けた損傷レベルの限界点を設定し, その限界点を算定する手法を提案するものである.

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