土木学会論文集
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コンクリート打継ぎ部のせん断付着性状の評価に関する研究
林 承燦国枝 稔鎌田 敏郎六郷 恵哲
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2001 年 2001 巻 690 号 p. 35-43

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抄録

打継ぎ部の表面処理程度がせん断付着性状に与える影響を簡易的に評価するための試験方法ついて検討した. 打継ぎ面の表面処理程度および傾斜角度が異なる打継ぎ部を有する角柱供試体に, 軸圧縮力を与えることにより, 打継ぎ面に圧縮直応力とせん断応力とを作用させる一軸圧縮試験を行なった. 打継ぎ部の傾斜角度が60度の場合, 最大荷重および荷重―変位曲線下の面積 (破壊に要したエネルギーに相当) を求めて比較することにより, 表面処理程度がせん断付着性状に与える影響の評価が可能であった. 表面処理程度が異なる場合のひび割れの発生位置や破壊特性について検討するためにAE位置標定やパラメータ解析を行ない, 表面処理程度が異なる場合の破壊範囲や破壊特性を評価した.

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© 社団法人 土木学会
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