土木学会論文集
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静的荷重下における落石防護ネットの変形特性
村石 尚杉山 友康佐溝 昌彦安藤 和幸
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2001 年 2001 巻 693 号 p. 95-103

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抄録

落石対策は, 鉄道の安全・安定輸送を確保する上で非常に重要である. 対策工の一つである落石止柵として, 広く一般的に用いられているワイヤロープ金網式は, 金網と許容変位量内におけるワイヤロープ, H型鋼の吸収エネルギーの総和, すなわち落石止柵の吸収エネルギーが落石の運動エネルギーより大きくなるように設計されている. 金網の吸収エネルギーは概ね25kJと言われているが, その値は直接的な実験において定量的に評価したものではない. 本報告では, 落石止柵に用いられているひし形金網と新しい構造としてひし形金網よりも大きな変形量が期待できる伸長ネットについて, その材質や寸法, 形状をパラメータとした静的載荷実験を行い, それぞれの金網の静的荷重下における変形特性について述べる.

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