抄録
品質のばらつきが少ないコンクリートを製造するには, 各材料を所定量だけ正確に計量する必要がある. しかし, 現行の製造システムでは, 細骨材の表面水を正確かつ迅速に把握することが困難な場合も多く, 製造技術者を悩ませているのが現状である. そこで, 表面水の変動に左右されず, 正確な水量と細骨材量を算出する方法として, 細骨材を水中に浸して飽和含水状態で計量する水浸計量方法を考案した. 本報は, この水浸細骨材計量方式を用いたコンクリート製造システムの実用化に向けた各種の検証結果をまとめたものである. 水浸計量の制御や装置の仕様に関して概説するとともに, 水浸細骨材の作製方法や水浸方式で製造した場合の品質確認結果について報告する.