杭基礎-地盤系における非弾性挙動を考慮した相互作用ばねのモデル化について
2002 年 2002 巻 710 号 p. 235-245
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2002 年 2002 巻 710 号 p. 235-245
地盤-構造物系における動的相互作用の影響の大きさは数多くの研究者によって指摘されており, 相互作用を適切に考慮した耐震設計に対する関心は極めて高い. この動的相互作用は, 水平ばねと回転ばねからなるスウェイ-ロッキングモデルを用いることで, 耐震設計に容易に取り込むことができる. しかしながら, これらの相互作用ばねを簡易にかつ適切に評価する手法は未だ確立されていない. そこで本研究では, 通常は設計時において有限要素法等による詳細な動的解析が行われない比較的小規模な杭基礎構造物を対象とし, 2次元梁要素と地盤ばねによりモデル化した杭基礎-地盤系に対して Pushover 解析を行い, 設計の実務レベルにおいて容易に相互作用ばねを評価する手法について検討した.
