土木学会論文集
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大変形領域の交番載荷を受けるRC脚柱の変形性能算定に関する研究
石橋 忠良津吉 毅小林 薫吉田 徹海原 卓也
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2002 年 2002 巻 711 号 p. 45-57

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抄録
構造物の耐震性能の評価には, 構造物を構成する部材の損傷の程度がひとつの指標とされている. そのため, 鉄筋コンクリート (以下「RC」という) 構造物の耐震設計を合理的に行なうためには, 部材の塑性変形レベルと損傷程度の関係を適切に評価するとともに, 各損傷程度に対応する変形性能の定量的な算定方法を明確にする必要がある.
本論文は, RC模型試験体の交番載荷実験から, 変形性能に及ぼす諸要因について検討を行い, 部材じん性率が10程度となるような大きな変形性能をもつRC脚柱の変形性能の算定法について提案を行なうものである.
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